今日も坂道の話がしたい

日向坂46を中心に坂道グループについて語ってます

乃木坂46西野七瀬卒業コンサートの雑感(後編)

f:id:nishimaal:20190321152505j:plain


2月24日、西野七瀬卒業コンサートのライブビューイング参戦に行ってきました。
(ライブビューイングそのものの感想はこちらからどうぞ)

西野七瀬卒業コンサート初ライブビューイング観戦してきました - 今日も坂道の話がしたい

その感想を書いているうちに感情がこみ上げてきてクソ長くなってしまったので前後編に分けました。こちらはその後編です。

 (前編はこちらからどうぞ↓)

乃木坂46西野七瀬卒業コンサートの雑感(前編) - 今日も坂道の話がしたい

 

涙の中盤〜最強の二人VTR

生田・白石・松村による茶番の後は、まさしく嵐が過ぎ去った後のごとく穏やかな曲が続いた。「26.ひとりよがり」をなあちゃんがしっとり歌い上げ、「27.隙間」「28.遠回りの愛情」では歌唱メンバーのゆったん(斉藤優里)が泣いている姿にこちらもウルウル。感傷に浸っているところへ「29.きっかけ」。これは僕が乃木坂で一番好きな曲。これを聞きたくてライブに申し込んだと言っても過言ではない。仕事だとか生き方だとかの悩みにちょうどぶち当たっている自分には歌詞がダイレクトに刺さってしまうんです。ここまでの流れやメンバーが涙を目に浮かべる姿も手伝い、気づいたら号泣うううああああああ!!!涙垂れ流し。涙腺ガバガバ。隣の女子グループに嗚咽を聞かれないようこらえるのに必死。メンバーより泣いてたかもしれないw

 

続くMCは井上小百合桜井玲香中田花奈の94年組。黄金世代とも呼ばれた世代も今じゃこんなに少なく・・・このバラードブロックのせいでメンバーも何人か泣いてたようで、中田もトーク中に涙声に。僕はというと、「きっかけ」で流した涙をジュースとともに飲み込みながら話に集中。ここで隣の女子グループ、中田には「ウチも〜」と人の話を遮り自分のトークに持っていく習性があることに気づく。中田が「ウチも〜」というたびに女子たちが「出たwウチも〜w」と言うので、ウチもジュースを吹き出しそうになった。

 

3人がはけると、今まで何度も何度も語られてきたダブルセンター白石&西野の軌跡VTRが流れる。この2人の仲良しこよしではなく付かず離れずの、でも確かに2人だけに通ずる距離感というか空気感が僕はとても好きです。人に寄りかかりがちのなあちゃんでも最初はまいやんには抱きつけなかったんですよね。けども2人は、VTRでも紹介されてたけど、特別に何かするでもなくお互いがエースになりセンターになり共に乃木坂を引っ張っていく存在になり、そのうちに自然と調和していって気づけばなあちゃんもまいやんに抱きつくようになっていて・・・そんな感じが僕はたまらなく好きなんです。VTRの最後でも「そして最強になった2人がついに揃ったこの楽曲!」という煽りが入り、「30.心のモノローグ」へ。この流れ卑怯ですよほんと。互いの心と心が激しく絡み合う様子が画面越しにもビンビンと伝わってきました。そんな熱い鳥肌もんのパフォーマンスだった。

 

後半〜神様登場

例の紫のテカテカの衣装をまとった他のメンバーが合流し、2人のダブルセンター曲「31.インフルエンサーが始まった。レコ大のパフォーマンスがめっちゃくちゃ良くて今でも見直すぐらい好きなので、今回もべしっっと揃ったものを期待してた。けどもね、まさかのダブルセンターが空飛んじゃった(通称スカイダイビング)。これは申し訳ないけど残念演出だわ。カメラも、飛ぶ2人を映したり踊るステージを映したり炎を映したりと、てんやわんや。途中から、隣の女子グループとともにヘイヘイへーイ!に専念することに。

 

最強の時間が終わり、「32.別れ際、もっと好きになる」へ。イントロだけで切なくなるいい曲。多分ここら辺からまーたステージがお空へ。あとからメンバーのブログを見ると、高所恐怖症で高いステージが無理ということで楽曲不参加だったメンバーもいたそうな。そのまま上空での「33.嫉妬の権利」はカッコよかった!髪バッサバッサ振り乱して凛とした表情で踊るメンバーを赤い光が照らしてんのがすんごいよかった。個人的に、今回の楽曲の中で一番期待値を上回ったものだったかも。その後「34.かき氷の片想い」、イントロが昔の「あいのり」のオープニングっぽすぎる「35.無口なライオン」「36.優しさなら間に合ってる」で無事地上へ復帰。

 

と思ったら「37.やさしさとは」でハート形の乗り物になあちゃんが乗ってまーた上空へ(通称プリンセスハート)。その謎乗り物の上に生ちゃん(生田絵梨花)とまっつん(松村沙友理)が背中合わせにちょこんと座り込む。いや絶対二人怖いでしょ。その恐怖なのか別れを意識させる楽曲のせいかわからないけど、二人の目にうっすら涙が溜まっているように見えた。この曲も、だーいすき。続く「38.My rule」ではアンダーメンバーがさすがの表現力。相変わらず層が分厚すぎ。

 

さあ残された楽曲も数えるだけ。あの曲はいつかな?アンコールかな?そんなところへVTR。なんと、あの、ファンには有名な神様、どいやさん登場。そして・・・
どいやさんが喋ったああああああああああ!!!!!!!!!!どいやさんってあんな声してたんだね、知らなかったよ。急に喋り出したかと思うと、いっちょまえにリクエストまでしていきやがった。楽曲は、「39.せっかちなかたつむり」
はい待ってましたあああああああああああ!!!!!!!キターーーーーーーーーーーーーー!!!!ほんとにこんな歓声が湧き上がった。大げさでなく地鳴りみたいだった。乃木坂を知ってすぐにこの曲を聴いてハマったので、感慨深いものが。そして現場には映像から抜け出したどでか3Dどいやさんが登場。なんか終盤感が強くなってきた!盛り上がる曲ももう無いとわかってたので前のめりに盛り上がる。

 

終盤〜アンコール

完全に高まりきった中で「40.スカイダイビング」。手を水平に広げたメンバーの下をくぐる振り付けが好きな曲。気付いたらなあちゃんが上空からどいやさんをスカイダイビングさせてたのはここらだったかなー?そして、アレンジが面白い「41.会いたかったかもしれない」。学生時代に何度やったかわからない「会いたかった」の振り付けがここで発揮されました。けど隣の女子グループはただペンライト振ってるだけ。ふふふ、勝った。次でラストとのアナウンスの後始まったのが「42.いつかできるから今日できる」。ごめんなさいちょっと拍子抜け。アンコールを前提とした前フリだと思うことにした。

 

あっさり退場していった後すぐ会場はアンコール。でも確か、「七瀬!七瀬!」こーるだったかな。これに応える形でなあちゃんがいつもの感じでぬるりと登場。けども衣装は、羽があちらこちらに散りばめられた白ベースの素敵なドレス。悲しさが込み上げてくる。天使だなあ・・・と見とれていたけど鳩をモチーフにしたらしい。言われたら確かに鳩っぽいwてか、今でも鳩好きだったことに驚き。さて、なあちゃんが何を語るか。その一挙一動に耳を傾け静まる場内。なあちゃんが今までのことや自分の性格を丁寧に言葉を選びながら語りる。その中でファンに対しては感謝の言葉しかなく、その佇む姿には涙らしい涙はなくずっと笑顔だった。ああこれがなあちゃんだなあ、と。幸せな時間。「喉がキュッとなる」前に次の曲へ。

 

鳩ドレスに身にまとったなあちゃんがアンコール一発目で歌ったのが「EN1.つづく」。やっぱ改めて聞くといい曲だー。けれども初っ端歌詞を間違え、「あ。間違えたあ〜」とゆるふわ発言wありきたりな言葉になるけど、卒業してもなあちゃんの人生は「つづく」し、ひとりで頑張っていかないといけない。そんななあちゃんの想いに添った「頑張れ 頑張れ」の歌詞で「喉がキュッ」。その後Tシャツ姿のみんなが登場し、「EN2.シンクロニシティ。フリフリのカーテンみたいな衣装の有り難みを感じる。そして「EN3.ダンケシェーン」へ。この日までにすでに披露されていて聞けると思ってなかったのでアガりました。いーままでーあーりがーとおおおおおおおお!!やっぱ乃木坂だなっ!!

 

卒業コンサート、そして全曲披露の最後の楽曲「EN4.帰り道は遠回りしたくなる」のイントロが流れる。はい、泣いた。かずみんやまなったんやゆったんもボロボロ泣いてるし。なあちゃんと向かい合う振りでもまなったん泣いててなあちゃん笑顔だし。なあちゃんの卒業も悲しいけど、何に涙腺刺激されるかというと、そういうメンバーの姿なんですよ。涙と笑顔の一曲が終わるとここでファンのサプライズ。なんと現地のファンが「ありがとう」と書かれた紙を掲げてる・・・!なんて粋なサプライズ。これ、MVで行われてた演出なんです。サイリウムの統一感といい、こういうところのファンの一体感てほんとすごいわ。是非ともやってみたい。

 

全体を締めくくる最後の楽曲が終わったところで、なあちゃんとサヨナラの時間が始まる。メンバー一人一人がなあちゃんとハイタッチを交わしステージ裏へと帰っていく。笑顔のメンバーが多い中、可愛がってもらっていた与田ちゃんは号泣。優しく抱きしめるなあちゃんがお姉ちゃんの顔に。「スイカ」メンバーのじゅんな(伊藤純奈)も顔をくしゃくしゃに。同じ「スイカ」メンバーのかりんちゃん(伊藤かりん)が笑顔だったのとは対照的。まあ仲良しだから、きっとまた旅行行けるよ。なあちゃんとのコンビを「たかせまる」の相性で親しまれたかずみんはボロ泣き。かずみんはこのライブずっと泣いてた。笑顔が多いかずみんの涙はぐっとくる。不仲を乗り越え大の仲良しになれた真夏は表情を崩してギャン泣き。目も合わせれなかった2人が見つめあってから抱き合う姿は綺麗だった。そして最後にまいやん。これまでのハグは泣くメンバーをなあちゃんが慰めているような雰囲気だったけど、ここだけは違った。誰よりも長く、誰よりもきつく、誰よりも熱く、誰よりも優しく抱き合う2人。お互いの検討を讃えるような、そんな美しい数十秒だった。

 

ダブルアンコール〜終演

メンバーが裏へとはけ、なあちゃんも深々とお辞儀をして帰っていった。しかしこれで終わらない。鳴り止まないアンコールにわちゃわちゃとメンバーが登場!このいつまでも変わらないわちゃわちゃ感が乃木坂っぽいんですよね!そしてバックミュージックは、光合成希望」!!なあちゃんといえばやっぱこれ!!!!!1日目にかずみんと歌ったから今日は聞けないと思ってたから嬉しかった!!最後にみんなで大合唱で全曲終了。最後の挨拶をどうするかぐだぐだしながらも、みんなで手を繋いで、マイク無しで「ありがとうございました!!」で、終わり。

で、場内が明るくなって規制退場アナウンスが始まって。ああ終わったんだな。帰る人もちらほら。


すると!

なんと!!

まさかの!!!

なあちゃん登場!!!!

規制退場アナウンス後のサプライズなんて初めて見た!歌はなくちょこっとだけ喋って、中盤で出てきた謎フレーズ「人参顔」(目を細め、眉間に少ししわを寄せ、口をニッと開く)してくれた!!なんか、人参っぽいのわかる!!そして、本当の本当に・・・終演。

 

最後に

書いているうちにあれやこれやと思い出が蘇り、前後編に渡って西野七瀬卒業コンサートの感想を書きました。前編はこちら↓

乃木坂46西野七瀬卒業コンサートの雑感(前編) - 今日も坂道の話がしたい

書いている最中にも思い出して泣きそうになる場面がちらほら。かなり長くなったけどまとめてよかったと思います。そういえば卒業コンサートでは手紙とかメンバーのサプライズが定番で、今回もそれを期待してました。けれどもそういったものはなく、ハイタッチのみであっさりだった印象。実は、なあちゃんからあまり仰々しくしないでほしいと要望があったそうです。終始謙虚な姿勢を貫き、ゆるさを垣間見せ、涙より笑顔が多い、なあちゃんらしさ全開のコンサートでした。随所で魅せるパフォーマンスはこれまでの「努力」の結晶で、かっこよくもあり美しくもあり可愛くもあり、語る場面ではメンバー・ファン・スタッフへとにかく「感謝」の言葉を述べ、何よりも終始「笑顔」を振りまき続けた4時間の長丁場。図らずとも乃木坂が掲げる「努力・感謝・笑顔」のスローガンを体現した、最初から最後まで乃木坂のエースであり続けた西野七瀬の姿がそこにありました。推しのグッズを集めること、握手で認知してもらうことなんかも楽しみ方ですが、こんな風に1人の人間から感動をもらえることもアイドルファンの楽しいところだと改めて思いました。