今日も坂道の話がしたい

日向坂46を中心に坂道グループについて語ってます

柿崎芽実の卒業が突きつけた現実と今まで見ていた夢の美しさ

8月12日、柿崎芽実が日向坂46から卒業した。理由は、ストーカー被害に苦しみ普通の女の子に戻りたいというもの。ひらがなけやき時代も含めてグループから初の卒業者がでた。柿崎芽実ひらがなけやき時代からエースの一人として最年少ながらもグループを引っ張り続け、バラエティでもぶりっ子キャラや持ち前の負けず嫌いな性格を生かして活躍してきた。そんなメンバーが抜けるのは、デビュー1年目の日向坂46にとって大きな痛手と言える。

4月から体調不良を理由に活動休止していたが、公式に卒業を発表したのが6月21日。知らせを聞いた時、夢から覚めたようななんともいえない気持ちになったのを覚えている。なぜそんな気持ちになったのか。振り返ってみるとそれは、現実を突きつけられたからだと思う。重要なメンバーがいなくなるマイナスとか当時は考えてもないし、芽実推しでもない。

・アイドルにはストーカーが付き物
・大所帯グループからは卒業していくメンバーが現れる

この2つの現実が日向坂46にも存在することにショックを受けたのだ。

 

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にゃんにゃん (日向坂46公式サイト 佐々木久美ブログより)

 

日向坂46はひらがなけやき時代からなかなか恵まれない不遇な立場にあった。そんな中でも持ち前の明るさでがむしゃらに突き進み、その姿を見てファンが増え、モットーであるハッピーオーラ全開でここまでやってきた。少年漫画の鉄則である「努力・友情・勝利」をファンと共に体現してきたその姿はあまりにも美しく、気づけば僕も引き込まれていった。ひらがなけやきの歴史を通じて生まれた21人の一体感は格別で、3年間誰一人欠けることなく何事にも決して揺るがない一枚岩となってデビューをたぐり寄せた。

そんな彼女たちをファンは皆心の底から応援しているように見えた。メンバーの絆もどんなアイドルグループよりも強固なものに見えていた。そしてこれからもファンとメンバーが一丸となって華やかな「日向坂」を駆け上がっていくものだと思い込んでいた。

 

そんな矢先の柿崎芽実の卒業発表。他のアイドルグループの例に漏れず、日向坂46のメンバーもストーカーの存在に悩んでおり、卒業者がでてしまった。これが現実だ。ファンは誰も皆誠実に正しい距離感で彼女たちを応援していて、日向坂46は21人全員で夢である東京ドーム公演にたどり着くものだと勝手に思い込んでいた。それほど彼女たちとファンの姿は美しく完璧に見えていた。しかしこれは夢の中で見ていた幻想だったのだ。現実を突きつけられて初めて、自分は夢の中にいたんだと気付いてしまった。

この気持ち、もし芽実じゃなく他のメンバーが卒業したりストーカー被害を告白したとしても、やはり同じように感じていたと思う。なぜなら、メンバーが誰だろうと、日向坂46のファンからストーカーが生まれたこと、そして日向坂46から卒業者が出るという事実に変わりはないのだから。

 

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ねむねむ (日向坂46公式サイト 加藤史帆ブログより)

日向坂46も他のアイドルグループと同じーーー

現実を突きつけられ、こうして夢から覚めた感覚になってしまってほんと寂しいわけだけど、かといって彼女たちの応援はもちろんやめないです。相変わらず「日向坂で会いましょう」は面白いし、3rdシングル「こんなに好きになっちゃっていいの?」では進化を見せてきたし、e-Sports大会のアンバサダーになるなど面白い活躍をしてるし。ただ、今までとは違って「誰かが卒業してしまう前に」とか、「体調不良?ストーカーじゃありませんように・・」とかどこかで考えてしまうけど。

 

最後になったけど、芽実ちゃん今までありがとう!そしてお疲れ様でした!
多くの幸せがあなたに訪れますように!!!

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少し大人になったよね。ありがとう!! (日向坂46公式サイト 齊藤京子ブログより)

3rdシングル「こんなに好きになっちゃっていいの?」はこちらから!!↓

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