今日も坂道の話がしたい

日向坂46を中心に坂道グループについて語ってます

聖地巡礼!「こんな好きになっちゃっていいの?」のMV撮影地が最高だった

兵庫県公館関係者各位の皆様!!動機が不純ですみません!

 

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みんな大好きこのシーン


日向坂46の3rdシングル「こんな好きになっちゃっていいの?」が発売されもうすぐで一ヶ月が経とうとしている。。過去2作品の明るいイメージから一変、シリアスなミディアムバラード系ナンバーでありながら激しいダンスが特徴的。オトナな表現もできちゃうんだぞ!!と言わんばかり、日向坂46のポテンシャルの高さを世に知らしめる作品となっている。そして楽曲にエレガンスさを強くもたらしているのがMV。豪華なシャンデリアや雰囲気のある大きな窓・廊下がとても印象的だ。

www.youtube.com

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撮影地は兵庫県公館。調べてみると土曜日に限り無料で一般公開しているとのことで早速行ってきた。そこで待ち構えていたのは「好きなアイドルの聖地巡礼」という不純な動機で訪れたことが申し訳なくなってくるほどの荘厳で静寂な空間だった・・・ 

 

ようこそ、兵庫県公館へ

最寄駅である県庁前駅から徒歩3分。小洒落たお店の多い遊びスポットの元町駅からでも徒歩6分程度の親切設計。電車で簡単に行けるのは遠方民への思いやり。

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付近の駅からの地図

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「どうも!厳かです!」と声が聞こえてきそうな兵庫県公館 外観

どうやら相当な歴史がありそうだ。しかしそんなことはどうでもいい。「こさかなの吸った空気を吸いに行くぞ!」「にぶちゃんが踊った余韻を感じるぞ!」「お寿司が登った階段を踏むぞ!」とブレずに入館。入ってすぐの受付でダンディなおじさまからパンフレットと館内の地図をいただいた。

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手作り感が、その、あの、うん、まあ、あれだ


こんな動機のクソ若造にも関わらず優しい態度のおじさま。誰にでも平等に接するその態度はアイドル顔負けだが、アイドルほど可愛くはない。読者のあなたが訪れた際には、キョドらずしっかり挨拶しよう。
なんだか申し訳ない気持ちとパンフレットを抱きながら、案内されたエレベーターの方へ向かう。館内、とーっても静かだ・・・。なんちゅう高級感・・・これは落ち着かない・・・人も少ない・・・聖地巡礼オタクもっといてくれよ・・・いつもウジャウジャいるくせに・・・今まで生きてきてこんなにオタクの存在を望んだことはなかった。3階から順番にどうぞ、とのことなので握手会の列がごとくきちんと順路に従うことにする。

10人の男が並ぶ女性の秘密

10人の男が並ぶ女性の秘密

 

 

最初は3階から 

「なんだか思ってたより豪勢な建物だ。MV撮影地に選ばれるだけのことはある」
偉そうに感心しているうちに3階へ。ドアが開くとすぐに目に飛び込んできた景色がこれだ。

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左 HP  右 写真

なんと先日まで日向坂46公式サイトトップページを飾っていた画像と同じ空間ではないか!!いきなりの見たことある景色に胸が高まるのがわかる。しかしここで注意だ。館内はとーっても静か。「おおおおおおおおっ!!!!!!!」と驚き声をあげそうになるかもしれないが、井口ばりの吸引力で飲み込もう。

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上 MV  下 写真

地図によると3階は綺麗な廊下といくつかの部屋と大会議室で構成されているらしい。漂う高級感と静寂に圧倒され、足取りもそろりそろりの忍び足。おや?この廊下もみたことあるぞ? 

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上 MV  下 写真

こ!れ!は!
こさかなが歩いた廊下ではないか!!!!床のふかふか絨毯が輝いて見える!!!この床は舐めたい!!舐めたいぞおお!!!!!!しかしここで注意だ。廊下の奥の部屋の前で案内役のおばさまが目を光らせている。床を舐めると剥がされるだろう。もしどうしても舐めるのであれば引き留めはしないが、自己責任であることはご理解いただきたい。

さて、それぞれの部屋をのぞいてみよう。うーん・・・どれも一緒!MVにおいてどの部屋がどの場面に使われていたのかさっぱりわからない。ついつい写真を撮るのを忘れてしまった。おそらくどこかが作中のこさかなの部屋なので、確実に抑えたい人はしっかり予習し構造を把握しておくことを強くお薦めする。そしてここで1つ気づいたことが。室内、すごく質素なのだ。MVで置かれていた豪華絢爛な飾りはどこにも見当たらない。おそらく日向坂サイドが用意したものなのだろう。美術スタッフのこだわりが感じらる。

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庭園の写真。MVでは使われてないけど素敵な場所。

この階では剥がし案内役のおばさまに積極的に話しかけらた。「ここは政府の要人や外国の貴賓なんかも普段使っているんですよ」それはすごい!そんなたいそれた場所だったとは!僕の嘘くさい反応とは対極的に、館内に漂う高級感はどうやら本物らしい。「作りは100年前から変わってないんだ」へーそうなんですね!軽い相槌に覆いかぶさるように歴史の重みが体全体にのしかかってくる。このおばさま、穏やかな神対応ながら目の奥底が怪しい。「そういうのはどうでもいいからメンバーが使った部屋を教えてくれよ婆さん」なんて野暮なこと、絶対に口走ってはいけない。殺される。

 

モテる男は喋らない

モテる男は喋らない

 

 

続いて1階。へ?2階・・・?

一通り見終えたので次は2階。ここではエレベーターではなく階段を使った方がいい。なぜなら、ここがオタクが深読みしすぎることで有名なこさかなとお寿司がすれ違う階段だからだ。

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上 MV  下 写真


実際に見ると質感が田舎のイオンだが、手すりがそれとは異なり豪華さを演出している。この手すりはおそらくメンバーもにぎにぎと触っているので間接的に握手しておこう。

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この構図で撮るなら3階から


2階では兵庫県や神戸市、この会館の歴史を学ぶことができるらしい。学びたきゃ学べばいいと思います。

 

さて、お待ちかねの1階。ここは見所が多かった。まずは何といってもここ。

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上 MV  下 写真

メンバーが踊った大階段。MVだとかなり大スペースに見えていたので、思ったより小さく見逃しそうになった。あの階段は外でもなくメインスペースでもない、ちょっと裏っぽい所にあるのでくまなく探そう。この階段からはメンバーが踊った汗や残り香を感じることができる。これが本当だから困る。嘘ではない。花粉症の季節なので鼻の通りをよくしておこう。

ハナクリーンS(ハンディタイプ鼻洗浄器)

平気でうそをつく人たち:虚偽と邪悪の心理学

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この階段の上部のスペースがこちら。

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上 MV  下 写真

こんなところで撮っていたとは。まさかの1階。これだけの美術品をえんやこらさと持ってきたということだ。

 

こさかなとメンバー数人がすれ違う廊下もこの階。

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上 MV  下 写真

MVだと結構開放的に見えたので上の階かと思ってたら1階だ。騙されるところだった。みんなは見逃さないように。

この辺りは通路である上に入口から近いこともあって、歴史家風味のおそらくオタクではないと思われるおじさまなんかが通る。人がいなくなった隙を見計らって写真を撮らないといけない。写真におじさんが映り込むと台無しになってしまう。台無しにしてはいけないのだ。【映画パンフレット】 ドラゴンクエスト ユア・ストーリー DRAGON QUEST

 

さて、一番気になるのがこの場面、みんな大好きなこの場面だ。

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ここはどの部屋で撮影されたのか。歩き回った結果、どうやら3階の大会議室が怪しい。大きめのドアを開ける。ほほう、この広さ、明るさ、間違いなくここだ!パシャリ。

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全然違うじゃねーかどアホウ!!!!!!!!
完全に勘違いだ。後で知ったのだが、1階の大会議室がそれらしい。しかしそこは窓がなくて少し暗かったんだ。MVは明るい。だから1階のここではない。「明るくてでかい場所・・・3階のここだあ٩( ᐛ )وパシャリ」
よく見れば窓の形とか全然違うではないか。これは浮かれポンチのクソ野郎だ。あの頃の自分をぶん殴ってやりたい。MVでは入口側のドアを開けることで光対策をしてたっぽい。皆さんはこんな失態を犯さないよう、1階奥の会議室をしっかり見てきてほしい。

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あのシーンは、こ!こ! 雰囲気が少し違うのでお気をつけて

お昼はカレー

ここまで見回るとお腹が減る。お昼はカレーと決めていた。このあたりはカレー屋さんの激戦区で、美味しいカレー屋さんが多い。お昼時はあたりから鼻腔をくすぐるスパイシーな匂いが立ち込めてくる。会館のすぐ近くの「サトナカ」がターゲットだったが混んでいたので、数分歩いた先の有名店「マルシェ」にしようとしたが、途中で通りがかった「パルフェ」という店が500円(!)だったのでそちらにお邪魔することに。可愛らしい雰囲気にやや狭目の店内。香るカレーの匂いが程よい辛さだと教えてくれる。店員さんは若くて綺麗な神戸美女。上がるテンションを抑えながら冷静に注文。注文すると1分足らずでカレーが出てきた。安くて早い。最高だ。さらに飲むヨーグルトが一緒についてきた。優しい。スプーンで一口すくって食べる。うんまい!!!!!辛さより甘さが強いが、かといって甘ったるくはなく、後からくるほんの少しの辛味が刺激となり食欲をそそる。付け合わせの福神漬けとらっきょは食べ放題!食いしん坊のあなたも満足に違いない。辛過ぎるのが苦手な人はぜひこちらで。

tabelog.com

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チーズもつけちゃったもんね!この欲張りさん!

最後に

僕が訪れたのは9月。「こんなに好きになっちゃっていいの?」のMVが公開されてすぐの頃だったこともあり人も少なく、心安らぐ素敵な時間を過ごせた。部屋の内装もおしゃれで浪漫溢れる。この部屋はこういう歴史がある部屋だとか、ここはこんな風に使われてるとか、案内役の方のおかげで知れたこともたくさんあり、歴史好きにはたまらない場所だろう。聖地なのに人が少なめで、聖地付近で遊べたり、ご飯食べれたり、他の観光ができるのは珍しいように思う。数分歩けば遊べる都会の「三宮」、電車で5分(歩きでもいけなくはない)行けばオシャレカフェが立ち並ぶ「生田ロード」や「異人館」もあるので、神戸観光ついでに立ち寄るのも悪くない。関西に馴染みのない人も是非推しメンと同じ空気同じ景色を見にきて握手会の土産話を持ち帰ってほしい。入場は無料だが、一般公開してるのは土曜日のみで、他の催し物と被ってる場合もあるので事前にホームページ等でチェックしときましょう。

 

web.pref.hyogo.lg.jp


日々都会の喧騒に巻き込まれて息苦しいあなたも、途切れることのない握手会の長蛇の列にお疲れのあなたも、癒されに来てみてはいかがでしょうか!!